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火災共済は火災保険とどう違う?共済をオススメしたい家庭とは

2018年01月09日

共済ってなに?

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こんにちは、横浜市民共済生活協同組合です!

「火災共済」と「火災保険」の違いってご存知ですか?

どちらも火災などによる建物や家財の損害に備えるものですが、内容や使われる用語も少しずつ違います。

今回は火災共済の特徴や火災保険との違いについてのお話です。

火災共済がオススメなご家庭についてもご紹介します。



「火災共済」の特徴とは

「共済」とは生協や労働組合、JA(農業協同組合)やJF(漁業協同組合)などの非営利団体が行っている保障事業です。

加入している組合員が掛金を支払い、身体や財産に対する損害があった場合にそれに対する保障を受けることができます。

生命保険や損害保険と同じようなイメージです。

火災共済では、火災や水漏れ、落雷、盗難に伴う破壊などによる被害を保障します。

共済の特徴には下記のようなことが挙げられます。


家計にやさしい掛金

共済の運営母体は生協や労働組合といった「非営利団体」のため、団体の利益を目的とした保障事業ではありません。

生活の改善を願う人々が自主的に集まって成り立っている「助け合い」の組織なので、家計にやさしい掛金が実現します。


掛金が一律である

一般的に保険では加入者の状況によって保険料が様々ですが、共済の場合は掛金の金額が加入者の状況に左右されず一律の場合が多いです。

火災共済の場合は建物の構造・広さ・家族人数などによって掛金と保障限度額が決定します。


割戻金制度がある

毎年度決算において剰余金が生じた場合、利用分量に応じて共済の加入者に剰余金が還元される制度があります。
(この剰余金のことを「割戻金(わりもどしきん)」といいます。)

共済が利益を目的としていないからできる制度ですね。



「火災共済」と「火災保険」の違いはどこ?

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「火災共済」と「火災保険」、どちらも火災やその他の災害、事故での被害を保障してくれるものですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。


運営母体と目的が違う

火災共済:非営利団体が組合員の助け合いを目的に運営

火災保険:損害保険会社など民間企業が営利目的に運営

火災共済は利益を目的としていないため掛金が家計にやさしく設定され、火災保険は民間企業が営利目的に展開しているため加入者向けにサービスやプランが充実しているのが特徴です。


保障の対象範囲と保障内容の手厚さが違う

火災共済の保障範囲は火災、水漏れ、落雷、盗難に伴う破壊などとシンプルです。

一般的に加入者全員が同じプランになるため、「うちはマンションだから落雷の保障はいらないのに...」という方でも内容を変更することはできません。

一方、火災保険は補償対象や内容、特約の種類が多く、自分の希望や必要に応じてプラスしたりいらないものを外したりと細かくカスタマイズすることができます。


使われる用語が違う

共済と保険では使われる用語も少し違います。

例えば、保険で言う「保険料」は共済では「掛金」、「保険金」は「共済金」となります。


※地震保険について 

地震保険への加入に関しては、保険・共済によって違いが生じるのではなく、全国展開している保険会社および共済組合かどうかによって違いが生じます。

まず「地震保険」は全国展開している保険会社でないと取り扱いができません。

その上で、以下のような条件のもとで加入することができます。

・火災保険とセットでの加入となる。

・加入した火災保険の契約額の50%が、地震保険の加入限度となる。
(巨大地震が発生した場合でも、保険金の支払いに支障をきたさない範囲内での引き受けとするため。被災物件の完全復旧ではなく、被災者の生活の安定に寄与することを目的としています。)

・地震が原因の火災には、火災保険ではなく地震保険が適用される。

・加入の対象は「居住用建物」と「住居用建物に収容されている家財(生活用動産)」
(ただし30万円を超える貴金属、宝石等は含まれません。)

・掛金は、所在地(都道府県)と建物の構造によって異なる。

また、共済組合が取り扱う地震に関する共済金等については、組合ごとに加入基準などが違いますので、それぞれの組合へ問い合わせてみてください。



こんなご家庭は火災共済がオススメ!

火災共済は保障や掛金がシンプルです。

火災保険に比べてオプションはつけられませんが、いざ事故に遭ったとき「特約がついていないので対象ではない」ということがなく、保障内容はシンプルで良いので掛金を抑えて負担を減らしたいという方には火災共済がオススメです!


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火災共済と火災保険の違いを知って、自分に合った契約をしましょう

火災共済と火災保険は、どちらも大切な住まいに対して保障するものです。

それぞれの特徴を知って、ご自分に合った共済・保険を選んでくださいね。

・火災共済はシンプルな保障内容で掛金が手頃なことが特徴です。

・火災保険は補償が手厚く必要に合わせてカスタマイズも可能ですが、共済と比べて保険料は高くなります。

・「最低限の保障で良いので掛金の負担を軽くしたい!」という家庭には火災共済がオススメです。

・それぞれ内容をよく理解して自分に合った共済・保険を契約しましょう。


横浜市民共済は、神奈川県民のための火災共済です!

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