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火事の初期消火方法とは?対処の流れや避難時の注意点などご紹介!

2022年06月30日

家に関わる事故ってなに?

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皆さんこんにちは。横浜市民共済生活協同組合です。

火災が発生してしまった場合、消火器などを使った初期消火がうまくいくかどうかが大きな火事になるかの分かれ道になります。

初期消火がうまくいけば小さな火事で済みますが、消火が常にうまくいくとは限りません。

うまくいかなかったら、潔く消火は諦めて一刻も早く避難する必要があります。

火事は突然起こるため、いざという時に慌てないよう火事に対する対処方法を知っておくことが大切です。

今回は初期の消火方法など火事への基本的な対処方法、火元別の初期消火の仕方、消火器の種類や正しい使い方、避難時の心がけについてお伝えします。

初期消火とは?火事への対処法

ここではまず、初期消火と火事が発生したときの基本的な対処法についてご説明します。

初期消火とは?

初期消火とは、火事が発生したとき、出火の初期段階に行う消火活動です。

まだ火が小さい間に火を消し止めることで、大規模な火災の発生を防ぎます。

建物内で発生した火事の場合、初期消火の限界は炎が天井に届くまでといわれており、出火から3分程度のごく短時間で行わなくてはなりません。

火事が起こったときの対処法は?

火事が起こったときに行うべき基本的な行動は①通報、②初期消火、③避難の3つです。

それぞれについて詳しくご説明します。

①通報

火事が発生したら、いち早く火事発生を自分以外の人に知らせることが大切です。

まずは「火事だーー!!」と大声で叫び、近くの人に知らせましょう。

声が出ないときは、鍋などを叩いて大きな音を立てたり、非常ベルを押して警報を鳴らしたりして異常事態発生を知らせましょう。

次に119番通報をします。

どんなに小さな火事でも必ず119番通報をしましょう。

②初期消火

火事の炎が天井に届いていなければ、屋外への避難経路を確保した上で、初期消火を試みます。

初期消火には、消火器を使うのが最も効果的です。

消火器がなければ、水をかけるか、水に濡らしたバスタオルなど大きなタオルで火元を覆うなど、火元に合わせた対処方法で消火します。

③避難

火事の炎が天井に届くようになったら、初期消火の限界です。

それ以上の消火活動を続けると、自分自身が煙と炎に巻かれて逃げ遅れてしまう危険があります。

炎が天井に届いたら、迷うことなく一刻も早く屋外へ避難しましょう。

火事が発生したときの行動は、「通報」→「初期消火」→「避難」の順番が原則ですが、自分一人だけのときはこの限りではありません。

一人のときは、周囲に知らせてからすぐ初期消火を行い、それから119番通報をして避難しましょう。

初期消火は出火後の短時間が勝負なので、119番通報をしている間に燃え広がってしまうのを防ぐためです。

なお、無事に初期消火ができたとしても119番通報はしましょう。

消防による火事の後の調査で、確実に鎮火できているかを確認してもらったり、火事の原因を調べてもらったりすると火事の再発防止につながります。

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火事の際の火元別の初期消火方法

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同じ建物内での火事でも、火元が違うと気をつけるべきポイントも違ってきます。

火元別に、初期消火の方法やコツを詳しく解説します。

天ぷら油の鍋

揚げ物の油が発火したとき、安全な初期消火のポイントは、水は厳禁で消火器の使用が基本となります。

火が燃えている油に水をかけると、水が瞬間的に蒸発して油を周囲に飛び散らせ、炎が周囲に大きく燃え上がるので大変危険です。

燃え上がった炎で顔面にやけどを負ったり、建物に燃え広がったりすることもあります。

燃えている油には決して水をかけてはいけません。

基本的な初期消火の方法は、消火器や消火スプレー(エアゾール式簡易消火具)による消火です。

消火器を鍋の近くで噴射すると油が飛び散ることがあるので、2m前後離れたところから油を覆うように噴射しましょう。

消火器がない場合は、濡らしたバスタオルなど大きなタオルを水が垂れない程度に絞ってから、油の鍋の手前から鍋全体を覆うようにかけ、空気を遮断して消火します。

その際には火による火傷に注意しましょう。

濡れタオルは2枚以上かけるとより効果的です。

揚げ物の油は370~400℃を超えると、外から火が入らなくても自然に燃えだします(自然発火)。

火が消えても油の温度が高いままだと、再び発火することがあります。

消火の後はコンロの火を消し、ガスの元栓を閉め、油の温度が下がるのを待ちましょう。

ちなみに、電気コンロやIHコンロでも油の温度が高ければ火災は発生するので、注意しましょう。

電気機器(電子レンジ・オーブンなど)

電気機器の火事で注意が必要なのは感電です。

燃えている電気機器にいきなり水をかけると、水を伝わって電気が流れ、感電する恐れがあります。

まずは電源コードを抜くか、ブレーカーを落とすかして電気の供給を止め、その後に消火活動を始めます。

火を消すには消火器が有効です。

消火器がなければ、水をかけて火を消すこともできます。

カーテン・ふすま

カーテンやふすまが燃えたとき、そのまま火が燃え続けると極めて短時間のうちに炎が天井に届いてしまいます。

そうなると初期消火が難しくなるので、カーテンやふすまの火事を見つけたら、まず炎が天井に燃え広がるのを防ぐために消火器ですぐに消火活動を行いましょう。

消火器がなければ水をかけたり、座布団で叩いたりして消火しましょう。

石油ストーブ

石油ストーブの火事では消火器による初期消火が最も効果的です。

消火器がない場合、水で濡らしたバスタオルやシーツでストーブと周辺の燃えている部分を覆い、空気を遮断します。

さらにバスタオルやシーツの上から水をかけて消火します。

ストーブの温度が高いうちは、再び自然発火する恐れがあるので、十分に温度が下がるまでバスタオル等をめくってはいけません。

着衣

着ている服に火がついたとき、立っていると火が上に向かって燃え広がってしまいます。

着衣に火がついたら、水をかけたり浴槽に飛び込んだりして火を消しましょう。

水が近くにない場合は、すぐさま横になり火がついている部分を床に押し付けるように転がって、空気を遮断して火を消します。

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火事の消火方法では消火器が大事!種類と使い方のコツ

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火事が起こった際には、消火器を正しく扱えるかどうかも重要です。

消火器には種類があるので、種類の説明と正しい使い方についてお伝えします。

消火器の種類

消火器は使用されている消火薬剤の種類によって、粉末系消火器、水系消火器、ガス系消火器の3種類があります。

どのような火災に向いている消火器なのかは、商品情報や消火器本体の適応火災の絵表示で確認できます。

一般住宅でよく使われるのは、粉末系消火器の「ABC粉末消火器」と水系消火器の「強化液消火器」です。

また、消火器の補助的な役割を果たす「エアゾール式簡易消火具(消火スプレー)」もあります。

ABC粉末消火器

ABC粉末消火器は以下の火災に全て対応した消火器で、最も一般的な消火器です。

  • ・普通火災(A火災)...木材や紙などが燃える火災
  • ・油火災(B火災)...天ぷら油や灯油などが燃える火災
  • ・電気火災(C火災)...電気設備が燃える火災

消火器の中に、消火薬剤としてリン酸アンモニウムを主成分とした微粉末が充填されています。

燃焼を抑える効果が高いので、素早く消火ができます。

強化液消火器

強化液消火器も、A、B、C3種類の火災全てに対応した消火器です。

消火薬剤は、炭酸カリウムを主成分とした水溶液で、燃えているものの熱を下げる冷却効果と燃焼を抑える効果で消火します。

冷却効果で燃焼物の温度が下がり、再発火が起きにくいので、天ぷら油火災の消火に向いています。

エアゾール式簡易消火具(消火スプレー)

エアゾール式簡易消火具(消火スプレー)は、消火剤を充填ガスの力でスプレー状に放射することで消火するものです。

本体が小さくて軽量なので片手で操作が可能です。

消火能力は消火器よりも小さいため、天ぷら油火災、ストーブ火災、普通火災などのごく初期段階の消火に有効です。

消火器の正しい使い方

消火器の正しい使い方は、次の3ステップです。

  1. ①黄色い安全ピンに指をかけ、上に引き抜く
  2. ②ホース先端のノズルを手に持ち、火元に向ける
  3. ③レバーを強く握って噴射する

消火器の消火薬剤の有効な射程距離は3~5m、消火薬剤の噴射時間は10~15秒程度です。

火元から離れすぎたところで噴射すると、火を消し止める前に消火剤がなくなってしまいます。

消火器を使う際は、火元から4~6m程度に近づいてから安全ピンを抜きましょう。

その際、火元の風上側から近づくことが大切です。

レバーを握る力が足りないときは、消火器を床に置いて、レバーの上から体重をかけるようにして握ると良いです。

消火剤を噴射する際は、火の根元を消火剤で掃くようにノズルを左右に振って火を消します。

エアゾール式簡易消火具(消火スプレー)の場合も、火の根元を狙ってスプレーします。

スプレーの使い方は、一般的な家庭用スプレー缶(整髪料、殺虫剤など)と同じです。

片手で構えて、指でレバーを押して使います。

日頃から消火器の使用方法を調べることで、いざというときに対応できるようにしましょう。

火事で初期消火が難しいなら迷わず逃げる!避難時の心がけ

火事のとき、最も大切なことは身の安全を守ることです。

初期消火で火事を消し止められなかったら、迷うことなく避難しましょう。

避難の際、可能であれば火事が起きている部屋の窓やドアを閉めて逃げてください。

空気の供給を遮断することで火事が燃え広がるスピードを緩め、逃げる時間を確保することにつながります。

避難する際は、落ち着いて次のことを心がけましょう。

・早く逃げ始める

火事発生から避難に使える時間は短時間のためすぐに避難しましょう。

・エレベーターには乗らない

閉じ込められる危険があります。

・煙を吸わないようにする

火事で最も怖いのは炎よりも煙です。

・一度逃げたら決して戻らない

戻って命を落としてしまう人もいます。

こちらでも火事からの避難の仕方などを詳しく説明していますので、ぜひご参考ください。

火災時の安全な逃げ方とは?身を守るための方法や注意点

火事の消火方法は火元に応じて!初期消火が無理なら即避難を

火事が起こったときの対処法は①通報、②初期消火、③避難です。

初期消火は大きな火災を防ぐために大切ですが、初期消火ができないと判断したら迷わず避難をしてください。

火事の初期消火で最も効果的な消火方法は、消火器の使用です。

消火器がない場合は、火元に合わせた消火方法(濡れたバスタオルなど大きなタオルを被せるなど)で火を消しましょう。

消火器には種類がありますが、家庭でよく使われるのは「ABC粉末消火器」と「強化液消火器」です。

どちらも普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)の全てに対応しています。

消火器の正しい使い方は、①安全ピンを抜く、②ノズルを火元に向ける、③レバーを握って噴射するの3ステップです。

防災訓練など練習できる機会があれば練習しておくことをおすすめします。

万が一の火災被害に備えて、火災共済や火災保険の加入・見直しをすることも大切です。

神奈川県にお住まいもしくはお勤めの方のための火災共済「横浜市民共済」は、家計にやさしい掛金で、火災による損害を手厚く保障しています。

あわせてご参考ください。

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