50代から保険は見直すべき?健康・家族・老後に備える方法
2024年08月08日
皆さんこんにちは。横浜市民共済生活協同組合です。
万が一の病気やケガなどに備える保険に加入していますか?
ライフステージやリスクが変化する50代には、保険に加入していない方はもちろん、加入している方もあらためて保険の見直しをしてみましょう!
今回のコラムでは、50代から見直しをおすすめする保険について解説。
どんな保険があって、50代からはどんな視点で保険を見直すべきかをお伝えしますね。
【目次】
50代から保険は見直すべき?健康・家族・老後に備える方法
保険といえば、結婚・出産などでライフステージが大きく変化する20~30代に、加入・見直しをするイメージでしょうか?
しかし、50代もぜひ保険の見直しをしてみてほしいタイミングです。
50代ではライフステージとしてこんな変化が考えられます。
- ・子どもが独立して子育てが一段落する
- ・住宅ローンを返し終えて住居費の負担が減る
- ・親の介護が始まる
- ・年齢を重ねて体調の変化や体力に不安が出てくる
- ・年上の配偶者が定年退職する
もちろんこういった状況は一例で、家庭によってはまだまだ子ども教育費がかかったり、住宅ローンの負担が大きかったりするケースもあるでしょう。
親の介護問題も、家庭によって状況は全く違います。
子どもが小さなころに生活費や教育費の備えとして高額な生命保険に入っていたら、子どもの独立後は補償を縮小しても良いかもしれません。
逆に、「親の介護が始まって今までのように働けないかも...」という不安があるなら、老後の資産形成に備える保険を検討する必要も。
また、年齢を重ねたときに出てくる問題は、やはり健康です。
病気になるかどうかはわからないものですが、年齢を重ねるほどに健康リスクが増大することや、がんにかかる率が高くなるのは事実。
病気への備えは足りているのか、見直しをする必要があるでしょう。
病気になってしまうと新たな保険に入れなかったり、契約変更ができなくなったりするため、健康なうちに見直しておくことをおすすめします。
50代の保険の加入率
公益財団法人生命保険文化センターの「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険(個人年金保険を含む)への世帯加入率は全体で89.8%。
世帯主年齢別加入率をみると、最も加入率が高いのは世帯主が55~59歳の世帯で94.8%。
世帯主が50~54歳の世帯も93%と、全体の加入率よりは高いです。
世帯主年齢別の平均年間払込保険料も、世帯主が55~59歳の世帯が年間43.6万円と一番高いです。
また、民保加入世帯(かんぽ生命を除く)における医療保険・医療特約の世帯加入率は93.6%。
全年齢で高い加入率ではありますが、中でも世帯主が50~54歳の世帯が96.2%と一番高いです。
世帯主が55~59歳の世帯も94.7%となっています。
50代から見直す保険の種類や選び方
「保険は種類がたくさんあって、何が必要なのかよくわからない...」という方もいると思います。
そこで、50代からの見直しをおすすめする保険の種類と、選ぶポイントをご紹介します。
①死亡保険
被保険者が死亡、または高度機能障害になった際に、保険金が支払われる保険です。
主に、残された家族の生活費や教育費などを考えて加入している方が多いと思いますので、50代からの見直しはライフステージに合わせて補償内容の見直しをしてみましょう。
子どもの教育費やローンの支払いなどが大きい場合は手厚い補償が必要ですが、すでに子どもが独立している場合は、葬儀費用や生活の備え程度で十分な場合もありますよ。
②医療保険・がん保険
病気やけがで治療、手術、入院などをした際に保険金が支払われる保険です。
がん保険は、医療保険の中でもがんの治療に特化した保険です。
年齢を重ねると若い頃より病気のリスクが高まるため、補償内容の見直しをしましょう。
特に医療や治療は年々進歩するので、何年も前に加入した保険のままだと、補償が現在主流の治療に対応していない可能性もあります!
例えば古いがん保険では、手術と入院のみが補償対象で、通院治療には給付金が出ないものがあります。
しかし、最近のがん治療は入院をせずに通院のみで治療するものも多いです。
がん治療は年単位で長い時間がかかるため、通院治療に補償がないと、経済的な負担が大きくなってしまうのです。
医療保険やがん保険は年齢や健康状態によって加入できない場合もあるため、不安がある場合はぜひ専門家に相談してみてくださいね。
③傷害保険
ケガで入院、手術、死亡した場合などに保険金が支払われる保険です。
50代以降は体力の低下や筋力の衰えなどから思いがけないケガをすることもあります。
日常的な活動内容やその頻度などに合わせて、加入や補償内容を検討してみましょう。
④損害保険
万が一の事故や災害から財産を守る備えとしては、火災共済や火災保険もありますよ。家の購入時からずっと同じ火災保険を継続しているという方は、一度別の火災保険や火災共済を検討してみると、費用が抑えられる可能性があります。
以下のコラムでは火災共済の特徴や火災保険との違いをご紹介していますので、あわせてぜひご覧ください。
⑤介護保険
要介護や要支援の状態になった際に、保険金が支払われる保険です。
公的介護保険を補完し、介護費用の経済的負担を軽減します。
公的介護保険は基本的には介護サービスそのものを給付する制度なので、公的介護保険があっても現金の持ち出しは避けられません。
公的介護保険と預貯金、年金などで介護費用を賄えるかを確認し、必要な補償を備えましょう。
⑥個人年金保険
国民年金や厚生年金の公的年金を補う目的で、個人で準備できる年金保険です。
「公的年金の給付だけでは老後の生活には足りないかもしれない」という不安がある方は、個人年金保険も検討を。
老後のライフプランと公的年金の給付額、預貯金などから必要額を見据え、検討しましょう。
【まとめ】50代からの保険見直しはライフステージに合わせて行おう
ライフステージが変わることの多い50代では、ぜひ保険の見直しをしましょう。
子どもの独立や住宅ローン返済の終了、親の介護などライフステージが変わる中で、保険の補償内容を見直すのがおすすめ。
また、年齢を重ねて健康リスクが高まるので、医療保険やがん保険の見直しも重要です。
病気になってからでは保険加入ができないこともあるので、健康なうちに見直しに取りかかりましょう。
50代の保険の加入率は高いものの、昔の保険の内容だとカバーしきれないことも。
それぞれの家庭や個人の状況に合わせた保険を選ぶことが大切ですよ。
老後の生活や介護費用、病気やケガに備えるためにも、専門家と相談しながら最適な保険を検討しましょう。
もしもの場合に備えて、火災保険の見直しも一度検討してみてはいかがでしょうか。
神奈川県にお住まい・お勤めの皆様へ安心をお届けする横浜市民共済の火災共済もぜひご覧ください。
家計にやさしい掛金で安心な暮らしを支えます!